乗り換えをご検討の方は料金面でお考えではありませんでしょうか?
乗り換えをご検討の方へのポイントや手順についてご紹介します。
参考にしてみてください。
光回線乗り換え3つの方法
・転用
・事業者変更
・新規契約
「転用」は、フレッツ光の契約者が光コラボ回線へ乗り換えるときに利用できます。光コラボとは、NTTの回線と事業者独自のサービスを組み合わせた光回線のことです。光コラボ回線ではNTTの同じ設備を使えるため、乗り換え時の工事費が発生しません。
「事業者変更」は、光コラボ回線同士で乗り換えを行うための方法です。NTT回線同士の乗り換えであることが不要な点は「転用」と同じですが、乗り換えの手順や手数料などは異なります。
「新規契約」は、回線設備そのものを変更して新しい光回線を契約する方法です。光回線の工事が必要となるなど、ほかの方法よりも乗り換え時の費用が高くなる傾向があります。
種類別費用
必要な費用 |
転用 |
事業者変更 |
新規契約 |
新規工事費 |
- |
- |
戸建:19,800円〜44,000円 マンション:16,500円〜44,000円 |
契約事務手数料 |
2,200円〜3,300円 |
2,200円〜3,300円 |
2,200円〜3,300円 |
事業者変更の事務手数料 |
- |
あり |
- |
契約していた事業者の違約金 |
- |
あり |
あり |
品目(種別)変更の工事費※1 |
あり |
あり |
- |
その他の費用 |
乗り換え前の工事費の残額支払い※2 |
※1.乗り換え前後でプランの最大通信速度を変更した場合に発生。
※2.分割払いで支払いが残っている場合に発生。
大きな差が出るのは工事費です。
転用と事業者変更の場合は、同じ回線設備を使えるため新規の工事は発生しません。
新規契約の場合は光回線を引き直す必要があるため乗り換え先によっては工事費が高額になります。
契約事務手数料については、同じ金額になることがほとんどです。事業者変更の際は手数料が別途かかります。
いずれの乗り換え方でも注意すべき点は、元の回線の違約金と工事費の支払いです。
フレッツ光から光コラボへ乗り換える際は、この違約金は免除されます。元の回線の工事費については、解約時に分割払いの残債分を一括請求されます。
転用の際の手順について
フレッツ光から光コラボへ転用する場合は、NTTが発行する「転用承諾番号」が必要になります。以下の手順で手続きを行ってください。
2. 乗り換え先の光コラボを申し込む
3. 元の回線とプロバイダを解約する
4. 接続設定などを行い乗り換え完了
転用の際は「転用承諾番号」が必要です。まずはNTT東日本・西日本から転用承諾番号を取得しましょう。転用承諾番号の発行手続きは、電話もしくはインターネットで行えます。
乗り換え先の光コラボの申し込み手続きを行います。契約の手順は事業者によって異なりますが、回線事業者や代理店の公式サイトから申し込むのが便利です。ただし、申し込みの際は必ず「転用」を選択して、先ほど取得した転用承諾番号を入力します。
転用承諾番号は15日間の期限があります。これを過ぎると無効になります。申し込む光回線によっては、一定以上の有効期限が必要なこともあるので、取得後は早めに申し込みましょう。
めんどくさがらず、放置しないように注意しましょう。
乗り換え先の申し込みが完了したら、元の光回線のプロバイダを解約します。乗り換え先での回線工事は不要なので、必要な手続きや設定が完了したら新しい回線を利用可能です。
事業者変更の際の手順
光コラボから光コラボへ事業者変更を行う場合は、NTTが発行する「事業者変更承諾番号」が必要です。次の手順で手続きをしていく流れとなります。
1. 光コラボから事業者変更承諾番号を取得
2. 乗り換え先の光コラボを申し込む
3. 最短8日で自動的に光コラボが切り替わる
4. 元の光回線のレンタル機器を返却する
基本的な流れは転用と同じですが、事業者変更の場合は「事業者変更承諾番号」が必要です。こちらはNTTではなく、現在契約している光コラボ事業者の公式サイトや電話にて発行手続きを行います。
事業者変更承諾番号の有効期限は15日間で、光回線によっては一定以上の残日数が必要なこともあります。ネット申し込みの場合は事業者変更承諾番号を入力し、電話の場合は口頭で伝えましょう。
なお、元々契約していた光回線を個別に解約する必要はありません。新しい回線事業者側の切り替え作業が完了したら、自動的に元の回線は解約手続きとなります。
元の光回線やプロバイダからレンタルしていた機器は、必ず全て返却するようにしてください。これを忘れると、違約金や弁償金などを追加で請求されることがあります。
新規光回線の流れ
新規契約の場合は、転用や事業者変更とは手順がまったく異なります。大きな違いは光回線の開通工事が行われることです。光回線の新規契約は、次の手順で手続きを行いましょう。
1. 乗り換え先の光回線を新規契約する
2. 工事日決定後に元の回線を解約する
3. 本人立ち会いの下で開通工事を行う
4. 新しい光回線の接続設定などを行う
5. 元の回線のレンタル機器を返却する
まずは乗り換え先の光回線を公式サイトや電話、代理店などで新規契約します。後日確認の電話があり、光回線の工事日を決定します。工事当日は本人の立ち会いが必要です。
工事日が決定したら元の光回線を解約しましょう。ただし、解約日はできるだけ工事予定日より後を指定するほうが良好です。工事日より前に解約すると、ネットを使えない期間が生じてしまいます。工事完了後はモデムやルーター、パソコンの配線や設定などを行えば新しい回線を使用可能です。
キャンペーンを狙えばお得になる!
光回線を新規契約する際に気になるのが、前の回線の違約金や高額な工事費ではないでしょうか。しかし、事業者によっては次のように、違約金や工事費を相殺できるようなキャンペーンを利用できるので安心です。
キャンペーン
・元回線の違約金をキャッシュバックで還元
・工事費無料または相当額を分割で割引
契約期間がある光回線を途中で解約すると、違約金を請求されます。しかし、光回線によっては違約金相当額を還元してくれます。たとえば、auひかりの「新スタートサポート」を利用すると、最大30,000円分キャッシュバックされます。
また、工事費は多くの光回線でキャンペーンがあります。パターンは2つあり、工事費が即座に無料になる場合と、毎月の分割払い分が割引されるというものです。たとえば、NURO光では44,000円(税込)の工事費の分割払い分が毎月割引されます。
光回線とのスマホセット割もお得!
光回線の乗り換え先を選ぶ際は、月額料金の安さと通信速度の速さが重要です。さらに、お得なキャンペーンの有無、特に「スマホとのセット割引」は注目すべきポイントです。
セット割引とは、スマホと光回線のセット契約で、毎月割引を受けられるというものです。比較的多くの光回線で「スマホとのセット割」を利用できます。ただし、利用中のスマホキャリアによって、セット割が利用できる回線は次のように異なります。
キャリア別早見表
スマホキャリア |
セット割が適用できる光回線 |
割引額 |
ドコモ |
220~1,100円/月 |
|
ソフトバンク |
1,100円/月 |
|
au |
550~1,10 |
他にも家族がいれば割引が適用されるので予め確認しておきましょう。